投打の2人の助っ人と契約を更新しないことになった。新加入の
ディッキー・ゴンザレスと加入2年目の
ジョシュ・ホワイトセル。不振やケガのために
ロッテから去ることになった。
巨人を自由契約になりロッテに入団した
ゴンザレスは、当初は先発の一角として期待されたが、開幕頭初から不安定な投球を見せ続け、結果を残せなかった。
一軍で最後の登板は7月27日の
楽天戦(Kスタ宮城)。2回5失点に終わり、4度目の先発マウンドを生かせなかった。伊東監督は「抑えられるボールがない。代わり映えしない」と嘆いた。今季の成績は0勝2敗、防御率8.10と低迷。西野や古谷が台頭しシーズンの大半はまかなうことができたが、終盤は先発要員の不足も見られたために新外国人投手の不振は痛かった。
一方のホワイトセルは昨季の8月には月間最優秀選手に輝いた。長打力を武器に中軸を打つことを期待されたが、こちらも期待を裏切った。5月5日の
ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)が最後の一軍戦。離脱する原因となったのが右手首痛だった。検査を受けるためにアメリカへ帰国もしたが診断は「右手首のねん挫」で日本での検査と変わらない。二軍で調整し復帰を目指していたが、離脱中に加入したブラゼルが奮闘。林球団本部長は「活躍する場がなくなった」と話した。左打者で強打者という同じタイプのために比較された結果、ホワイトセルが退団することになった。24試合で打率.200、4本塁打、14打点という成績だった。
今季は3位と昨年の5位から巻き返したロッテだが両外国人の出来はもう一つ。日本人選手の踏ん張りで好成績につなげた格好だけに、惜しまれる不振だった。