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小関翔太捕手・正捕手奪取へ勝負の1年

 



 飛躍のきっかけはつかんだ。小関翔太は本拠地開幕カード2戦目のオリックス戦(4月2日・コボスタ宮城)の9回の守備でプロ初出場を果たし、同4日のソフトバンク戦で初めてスタメンマスクもかぶった。プロ5年目の今季、32試合でスタメンマスクをかぶるなど53試合に出場。「良い経験にはなりましたが、もっと打撃面で頑張りたい。来年は開幕から最後まで1年を通して一軍にいて、チームの優勝に貢献していきたい」と誓いを新たにした。

 強気のリードを武器に、2番手捕手の座をつかんだ。ち密なデータに基づいた配球だけでなく、投手の状態を見極めて球種を選択。時には相手の狙い球であっても、マスク越しに一番いいと感じた球種を勝負球に要求した。投手をリズムに乗せる大胆な配球を信条とした。

 今季限りで退任した星野仙一前監督も「もともと、守る力はある。将来的には嶋も超える逸材」と期待は大きかった。昨季のアジアシリーズでは経験を積ませるために“正捕手”に抜てき。今季は主に辛島の先発試合にマスクをかぶりながら、則本が1安打完封で10勝目を飾った試合もマスクをかぶり、陰の立役者となった。

 順調に成長を続ける一方で、課題もまだまだある。打撃面は99打数15安打5打点、打率.152と結果を残せなかった。守備面でも肩の強さはチームトップクラスの実力を誇りながら、盗塁機会27度で刺したのはわずか2度だけ。盗塁阻止率.074に終わった。

 嶋の存在は大きいが「来季は開幕から最後まで一軍で優勝に貢献したい。嶋さんが(捕手で)一番上にいる。勝てないと一番はない」と負けるつもりはない。
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