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ロッテ 涌井秀章投手・イニング数はエースの証明

 



 エースとしての責任を果たした。涌井秀章はチーム最多でリーグ2位の188回2/3を投げ、2年連続7度目の2ケタ勝利を挙げた。「常に長い回を投げたいと思っている。完投は意識している」と話す右腕は、登板26試合中25試合で6回以上を投げ、23試合で100球以上を投じている。常に試合をつくる。藤岡、大谷、内、そして守護神・西野と救援陣にケガ人が続出する中、先発として長い回を投げるたくましさを見せた。

 5完投は石川と並びリーグ1位タイ。6月17日の巨人戦、同27日のソフトバンク戦(ともに東京ドーム)では2試合連続の完投勝利、続く7月5日の西武戦[QVCマリン]も9回117球で勝ち星はつかなかったが、チームの延長10回サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 30歳を迎えたが、練習量はチームでもトップだ。楠トレーニングコーチは「涌井だけは練習メニューを任せている。ダッシュも気がすむまでやっている。投手陣の中でも走る量はダントツ」と話す。石垣島でも「疲れている中でどうやっていい球を投げるか」という練習のために、200球以上の投げ込みを行った。最優秀防御率を獲得した石川でさえ「涌井さんとは次元が違う。一緒にしないでください」と真顔で言うほどだ。

 エースはチームのことを第一に考えている。来季に向けて「(自分は)1回しか優勝したことがない。優勝したい」と話す。モデルの押切もえと結婚し、心機一転で臨むシーズンだ。

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