リーグ最多安打の
広島・菊池には6本及ばなかった。だが、175安打はチームでは堂々のトップ。
大島洋平が来季も斬り込み隊長として竜打線を引っ張っていく。
毎年、200安打を目標に掲げている。球団記録は自身と福留(現
阪神)が記録した186安打。「200安打は絶対にいきたい数字です」という。
安打数を稼ぐためにアプローチを変えている。2014年シーズンに186安打しても、オフは体幹トレーニングの強化に取り組んだ。15年は147安打と不振。それでも「トレーニングが足りなかった」と同じトレーナーと同じ場所でメニューを強化。16年はリーグ2位となる安打数をマークした。
このオフは筋力トレーニングをさらにハードにするだけでなく、バットも改良する。長さ、重さを微調整。メーカー側と相談しながら来季のバット選びをしていくという。
森監督も「一番・中堅」を任せる方針を打ち出す。「彼が一番としてしっかりやってくれることでしょう」と斬り込み役を任せるつもりだ。国内FA権を行使せずに3年契約を結んだ大島に全幅の信頼を置いている。
「森監督は駒大の大先輩でもありますし、残留するか考えていたときに電話で『残ってくれ』と言ってくれました。残留を決断するひとつの要因になりました」と大島。竜のヒットメーカーが200安打目指して突っ走る。