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巨人 池田駿投手・ピンチに動じないタフなやつ

 


 マウンドを経験するたび、表情には自信がみなぎってきた。ドラフト4位ルーキーの池田駿は、開幕から即戦力の期待どおりの働きを見せている。

 昨年の社会人日本選手権でヤマハを初優勝に導き、MVPに輝いた。目標とする巨人杉内俊哉のような鋭い腕の振りが特徴だ。4月1日の中日戦[東京ドーム]でプロ初登板。8回に3番手で登板し、1回を無安打無失点。「ずっと緊張しっぱなしだった。抑えたときの達成感が大きかった」と表情を緩めた。12日の広島戦[東京ドーム]では、2点ビハインドの6回から3番手として、2回無安打無失点の完璧な投球を披露し、「連投ができるんだというアピールができた。任されたところでしっかり投げるのが自分の仕事なので」。チームは敗れたものの、ベテランの山口鉄とFAで新加入した森福の中継ぎ左腕が不調な中、存在感が際立った。

「1球1球、間を取ってもいいから落ち着いて投げようと思って投げている。冷静に投げられていることが結果につながっている」と語る24歳。ピンチのマウンドでも動じない精神には秘密がある。池田の趣味はピアノ。左ヒジのクリーニング手術を行った大学2年時から始め、五線譜のノートを購入して手製の楽譜を作ったほど。野球選手らしからぬ一面も持つルーキーへの期待は高まる一方だ。

 セットアッパーのマシソン、クローザーのカミネロへとつなぐ今季の“勝利の方程式に入る可能性も十分ある。サクセスストーリーはこれからだ。
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週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

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