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オリックス・佐野皓大 野手転向でつかんだチャンス/レギュラー争いダークホース

 

野手転向での支配下2年目。連日バットを振り込んでのスイッチヒッター転向で、レギュラー奪取を虎視眈々と狙っている


異色の経歴の22歳が急成長した。

 キャンプを二軍でスタートした佐野皓大は50メートル5秒8の俊足が持ち味。走塁を重要視する首脳陣の目に留まり、第2クールから一軍に昇格した。

 昨年、右打ちから両打ちに転向した佐野にとって左打席が最大の課題。「左打席は三振したくない気持ちで当てにいって、逆に空振りしてしまっていた。遊撃方向へ強い打球を打つ意識でいます」と連日バットを振り込んだ。

 大分高では150キロ超の直球を武器に3年夏に四番・エースとして甲子園に導いた。投手として2015年ドラフト3位で入団したが、17年まで一軍登板はゼロ。

「投手のときから足は一番速かった」と生き残りをかけて17年オフに内野手に転向して育成契約を結んだ。必死の練習が実を結び、昨季途中に支配下登録に返り咲くと外野手に転向。さらに俊足を生かすため、両打ちに転向と激動のプロ人生を歩んだ。

 昨季終盤に一軍初出場を果たし、オフの台湾ウインター・リーグではリーグトップの11盗塁をマーク。自主トレでは左打席での練習量を倍増してキャンプイン。2月10日の紅白戦では左打席で安打を放ち「今までで一番いい当たりだった」と成果が表れた。西村徳文監督も「先が楽しみ。守備と走塁でいいものを持っている」と期待が高い。

 外野手は吉田正尚とロメロの主軸が両翼に座り、中堅を西浦颯大小田裕也後藤駿太らが狙う。外野手転向2年目の佐野は実績で劣る中、一軍定着とレギュラー奪取を狙う。

写真=BBM

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