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DeNA・伊藤裕季也 ブレーク予感させる「四番候補」/来季こそ主力に

 

豪快なフルスイングが魅力の伊藤裕季也


 目標に掲げた「2ケタ本塁打」こそ届かなかったが、来季のブレークを十分に予感させる1年目となった。ドラフト2位ルーキーの伊藤裕季也はシーズン終盤に一軍昇格して打率.288、4本塁打、7打点の成績を残した。筒香嘉智がポスティンスシステムを利用してMLBに挑戦する来季、ラミレス監督から「四番候補の1人」と期待されている。

 8月9日の中日戦(横浜)、本拠地デビューだったプロ2打席目で初安打となる二塁打を記録。翌10日のプロ初先発では2打席連続本塁打の離れ業で逆転勝ちに導いた。特に8回の同点2ランは剛腕・ロドリゲスに対して普段より軽めのバットを握り、151キロを左翼席へ。故障者が相次いだ苦境での新星誕生に、満員の横浜スタジアムが沸いた。

 ラミレス監督は四番について「基本的には今季も起用したソトや佐野(恵太)が有力だが、僕は伊藤裕にもその素質があると思っている」と言う。評価するのが、その対応力だ。豪快なフルスイングが魅力ながら、新人離れした駆け引きで結果につなげている。8月14日のヤクルト戦(神宮)では8回一死から石川雅規のノーヒット投球を阻止するソロ本塁打。決め球のシンカーを狙い、2ストライクから打席の立ち位置を投手寄りに変えて、落ち際をすくい上げた。

 自身のバットで導いた立正大のリーグ優勝とドラフト会議からちょうど1年となった10月25日。伊藤裕は当時の写真を載せたツイッターを更新し「これからも頑張ります」と決意を新たにした。

写真=BBM

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