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巨人・戸郷翔征投手 鍛えて、食べるオフに/増した責任感

 

新人ながら一軍で初勝利も手にした巨人戸郷翔征


 19歳の肩に、大きな期待がかけられている。戸郷翔征は一躍、出世街道に降り立った。ドラフト6位で入団した華奢な右腕に、来季の先発ローテーション入りを期待する声も多い。

 宮崎・聖心ウルスラ学園高からプロの世界へ。高卒1年目からイースタン・リーグで11試合(8先発)、4勝1敗、防御率3.00と頭角を現した。菅野智之らの故障離脱に伴い、9月21日のDeNA戦(横浜)でプロ初先発。勝ち負けはつかなかったものの、チームはその試合で5年ぶりのリーグ優勝を果たし、“ラッキーボーイ”として一躍、名前を売った。その4日後、阿部慎之助の引退試合となった同戦(東京ドーム)では5回から4イニングを2安打無失点7奪三振でプロ初勝利。そこからCS、日本シリーズのマウンドも経験する大出世を果たした。

 来季は背番号「68」から「13」へ変更が決定。メジャー挑戦を表明した今季15勝で最多勝などに輝いた山口俊の穴埋めとして期待を背負い、「代わりになれるように、1勝でも多く勝てるようにしたい」と気合十分だ。

 来年1月は、その山口の沖縄自主トレに弟子入り。身長187センチは今も成長中で体重73キロ。同187センチ、98キロの山口の“食トレ”もマネるつもりで「(自分は)体を見て分かるとおり、もともと食べないタイプ。『死ぬ気で来い』と言われたので必死についていきたい」と体重10キロ増を目標に、鍛えて、食べる。

写真=BBM
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