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広島・堂林翔太内野手 見せるか11年目の覚醒/本領発揮のシーズンへ

 


 プロ11年目の覚醒なるか――。今季、春季キャンプから堂林翔太は打撃で大きな存在感を示し続けてきた。当初一塁での開幕スタメン有力だった松山がコンディション不良により、5月下旬に離脱。巡ってきたチャンスに発奮したのか、6月2日から再開された練習試合で猛アピールに成功。見事6年ぶりの開幕スタメンの座を勝ち取った。

 昨季は一軍で出場し始めてから自己最少の28試合の出場にとどまった。巻き返しを図るべく、オフには3学年後輩の鈴木誠の自主トレに志願して参加。「“鈴木誠也”という見本が目の前にいた。自分に何が合うかとか、誠也自身も僕のことをいろいろ考えてくれた。何か質問すれば全部返ってきますし、後輩ですけど、すごく心強かった。いい時間を過ごせた」。上体が前に突っ込んでいることを指摘され修正。主砲の体重移動の考え方についても助言をもらった。OBの新井貴浩氏から「バットのヘッドを最短距離で出す」と助言されたイメージをたたき込み、打撃練習では中堅方向を意識し続けた。

 今年に入り、格段にパワーアップしている姿を見せている。開幕が延期となり、練習が続いた中で、フリー打撃では柵越えを連発。勢いそのままに、6月6日のオリックス戦(京セラドーム)では右中間への本塁打。10日の阪神戦(マツダ広島)では左越えの満塁弾、中前へのタイムリーの5打点の活躍を見せた。試合後に開幕スタメン争いについて「そこがすべてではないですけど、出るからには最初から出たい」と意欲を見せた。

 堂林にとっても待ちこがれた2020年シーズンが始まった。真価を発揮するのは本番の舞台だ。開幕第2戦の6月20日DeNA戦(横浜)では4安打。ひと皮むけた背番号7が底力をみせつける。

写真=BBM

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