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ヤクルト・吉田大喜 先発ローテに食い込むドラ2右腕/ルーキー中間報告

 

先発ローテーションに食い込んでいる吉田喜


 やっと味わえた、喜びの瞬間だった。ドラフト2位右腕・吉田大喜(日体大)は、4度目の登板となった8月7日のDeNA戦(神宮)で、6回6安打2失点と好投してプロ初勝利。7月17日のプロ初登板の広島戦(マツダ広島)から3試合勝ち星がなかっただけに、「なかなか勝てていなかったので、やっと勝ててうれしいです」と本音が漏れた。

 最速152キロを誇るが、実戦では制球力と球のキレで勝負するタイプだ。変化球の中では、鋭く落ちるフォークが大きな武器。初勝利の際には「変化球の低さは、初登板から反省が出て取り組んできたこと。序盤、変化球が低めに集められたので良かった」と振り返ったように、両コースにしっかりと制球できるかが調子のバロメーターだ。

 プロ1年目は、多くを吸収する毎日だ。「投げるごとに良くなるようにと心掛けています」と登板までの1週間を有効に使う。なかなか勝ち星が手に入らなかった期間は、試合の後半になると、だんだんと打者方向に体が突っ込んでしまうクセを発見。投手コーチらに助言をもらい、練習時に投球フォームを確認しながら修正に努めた。

 アマチュア時代から支えてくれたのは、家族だ。左手にはめるグラブは、父・英樹さんが2010年に立ち上げた用具店「すみれスポーツ」のオリジナルの逸品。「プロで僕しか使っていない。親孝行の部分もあると思うので、自分がしっかり活躍して宣伝できればいいと思います」とさらなる活躍を誓う。

 開幕ローテーション入りした先発の多くが二軍で調整するなど先発事情が苦しいだけに、ルーキーの活躍は好材料。経験を重ね、白星を積み重ねる。

写真=BBM

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