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中日・ロドリゲス投手 指揮官が惚れ込んだストレート/助っ人通信簿

 

中日・ロドリゲス


 掘り出し物と言っていい。今季、育成選手として入団したヤリエル・ロドリゲス。二軍で好成績を残し、8月3日に支配下登録を勝ち取ると、来日初先発となった9日の巨人戦(ナゴヤドーム)で7回一死まで無安打投球。15日の同戦(東京ドーム)では7イニング1失点で来日初勝利を飾った。

「日本に来たのは支配下になって、一軍で活躍するためだから。実際にチームの勝利に貢献できてうれしいよ」

 9歳で野球を始め、14歳までは主に三塁手としてプレーした。しかし、キューバ国内のセレクションに落ち、バットを置いた。新たに目指した体育教師の道も勉強で挫折。父に連れられて行ったアカデミーで速球がコーチの目に留まったのが転機となった。

 キューバ代表に登り詰め、昨秋の「プレミア12」に出場。韓国ラウンドを視察した与田監督が惚れ込み、キューバ政府と交渉の末に獲得した。150キロ超の動く速球と2種類のスライダーが武器。時折、横から投げる器用さも併せ持つ。

 支配下登録時の会見で指揮官は「先発でも中継ぎでも十分に力を発揮してくれる。相手に果敢に挑んでいく、気迫あふれる投球が一番頼もしく感じている」と評価した。ロドリゲス自身も「野球は戦い。打者に打てるものなら打ってみろという気持ちで投げている」と強調する。

 背中を痛めて一時離脱したが、10月に戦線復帰。16日の広島戦(マツダ)では3勝目を挙げた。まだ23歳で伸びしろも十分。投手コーチらの言葉に耳を傾ける謙虚さもある。残留はキューバ政府との交渉次第だが、向上心旺盛な右腕は来季も必要な戦力と言えそうだ。

写真=BBM

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