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巨人・大竹寛投手 投手陣の“オアシス”はプロ20年目を迎える良き兄貴分/最年長の意地

 

昨季は故障からの一軍復帰後、勝ち継投入りするなど仕事を果たした巨人大竹寛


 温かく、お茶目な一面がある一方で、真面目な姿勢・性格で人望も厚い。今年5月で38歳を迎える大竹寛は、宮本和知投手チーフコーチ曰く「投手陣のオアシス」だ。

 昨季は右肩付近の肉離れにより開幕は二軍で迎えたが、復帰後は29試合に登板し、1勝2敗16ホールド、防御率2.59。シーズン後半は勝利の方程式の一角をしっかりと担って、ブルペンを支えた。500万円減の推定年俸4500万円でサインした契約更改では「(球団側に)ケガが多かったので申し訳なかったということを伝えて、『後輩を見てほしい』と言われたので、『あまり出しゃばり過ぎず、後方支援という形で投手陣全体を見守っていきたいと思っている』と伝えました」と謙虚に意気込んだ。

 昨季、39歳の岩隈久志が現役を引退したことにより、投手陣最年長となった(チーム最年長は今年39歳になる野手の中島宏之亀井善行)。2013年オフに広島からFAで巨人入りした右腕は、仲間や指揮官から、ことあるごとに人柄を絶賛される。

 宮本コーチは「投手陣は寛ちゃんでもっている。時には厳しいけど、心のオアシス的な存在」と表現する。昨季途中に楽天からトレードで加入した左腕の高梨雄平も「寛さんが若手とベテランを積極的に調和してくれる。自分がいじられるときもあるし、ピシッと締めるところは締める」とほれ込んでいる。

 21年シーズンがプロ20年目の節目。温厚な38歳は「まさか20年も(プロで)野球ができるとは思っていませんでした。若い投手と話をする機会があれば、聞かれたら答えるし、困っていたら話(相談)に乗りたい」と優しい兄貴分としてチームを支える覚悟だ。

写真=BBM
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