通算200本塁打まで残り14。オリックス・T-岡田が本塁打量産で、チームを勢いに乗せたい
日本人野手最年長・T-岡田が、ナインを鼓舞する。オープン戦15試合に出場し、打率.233、0本塁打、1打点の成績で「(状態は)よくないですね。アウトになった打席の内容が悪い。結果が出たことには前向きにやっていきたい」と自らを奮い立たせるように、反省を口にしていた。
若手の躍動が目立つ中で「頑張らないといけない。自分のやるべきことをやって、結果が出ていけば。(若手が)ノビノビしてくれているので、自分も乗っていければ」と気合を入れ直した。
今春キャンプではB組で調整。「見る感じ、おとなしい選手が多い。悪く言えばですけど、覇気がない。僕も
ソフトバンクの松田(宣浩)さんみたいに『ワァ』と声を出す感じではないですけど、ある程度は自然と声が出ないと。実戦が入ると声を出さないといけない場面がある。若いうちにやっておかないと、大事な場面で声は出ない」と活気あるプレーを求めた。
今年でプロ16年目を迎える。ベテランの域に入ったが「何年経っても、キャンプは特別」と言い「ユニフォームを着て、みんなで練習する。しっかり自主トレをやってきても、体が張ることもある。ケガには気をつけて」と、じっくり調整してきた。
期待される打撃面は「フライを打つ意識。自分の感覚とすり合わせて。良い角度でバットが出ていれば、自然と打球が上がるので」とアーチ量産体勢を整える。
球団史上7人目となる通算200本塁打まで、あと14本に迫る。ただ、2010年の本塁打王にとっては、その数字も通過点に過ぎない。本塁打量産で、チームを勢いに乗せていく。
写真=BBM