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西武・高橋光成 先発ローテを守り切り手に入れる「エース」の称号/頼れるタフネス

 

9月14日の日本ハム戦で10勝目をマークした高橋


 初めて開幕投手を託され、先発ローテーションの主柱として大きな期待を寄せられていることを十分理解して挑んでいる今季、高橋光成の投球からは自覚と強い責任感が感じられる。9月14日の日本ハム戦(メットライフ)では6回1失点で2年ぶり自己最多タイの10勝目をマークしたが、一番は一度も先発ローテを外れることなく22試合に登板していることだ。

 自身初の2ケタ勝利を記録した2019年も先発ローテを守り21試合に登板したが、9月9日に右ヒジ内側靱帯炎症で登録抹消。昨季も不振から約2週間ファームでの調整期間を設けられるなど、主力となってからシーズン通して先発ローテを守れたことが一度もない。それだけに、年間フル稼働は「エース候補」の筆頭である高橋にとって是が非でも果たしたいところだ。

 また、内容にも成長が見てとれる。自身開幕から5月末までの10試合登板で5勝0敗、防御率2.77と抜群の安定感を披露した。6月は一変して1勝3敗、防御率6.30と状態を落としたが、7月に入ると3試合で5失点(自責4)と改善に成功している。

 開幕前、「シーズン通して好不調の波を作らないように」と目標を掲げていた中、多少の変動はあるとはいえ、しっかりと自らの力で立て直しができるようになったことは大きな成長と言えよう。また、1試合の中でも、「“ここ一番”の場面で、もう一段階ギアが上げられるようになった」と捕手・森友哉も称賛する。

「それは周りが言うこと。僕には結果を残して、認めてもらうことしかできない」という“エース”の称号を手に入れられるか。その答えは、今後の最終盤での投球内容にかかっていると言えるだろう。

写真=BBM

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