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楽天・武藤敦貴 超一流を目指して/ドラフト下位入団選手の今

 

才能開花はまだ先だ


 都城東高を経て、2020年ドラフト4位で入団した武藤敦貴。高校時代は1年秋からエースと四番で、当時の最速は142キロも、3年から外野手に転向。スカウトには強肩を含めた身体能力を高く評価された。

 20年の春季キャンプは二軍スタート。ただ第1クールから、50メートル6秒1、遠投110メートルという能力の片鱗を見せつけた。牧田明久二軍外野守備走塁コーチは「足が速いだけでなく、スタートもスピード感がある。守備もいいし、肩もいい。あまり本人には褒めないようにしていますけど、いいですね。持っているものは素晴らしい」と絶賛していた。

 しかしプロ入り後は順風満帆とはいかなかった。昨季は開幕前の紅白戦で右肩を負傷。二軍での出場は、わずか3試合に終わった。しかし、その潜在能力は石井GM兼任監督も高く評価。ついに今季は一軍デビューを果たす。3月26日の日本ハム戦(楽天生命パーク)で守備からプロ初出場。4月6日の西武戦(メットライフ)ではプロ初安打を放った。

 石井GM兼任監督は、その後も主に守備固めで起用。「もう少し打席を与えたい選手ですが、今の勝ちゲームに欠かせない選手になってくれている」と一定の評価を与えた。

 ただ、課題は明確にある。9月19日の時点で一軍では44試合に出場し、打率.105。まだプロが投じる球には対応できていない。

 小学校時代は、メジャー・リーグで活躍したイチロー氏(元マリナーズほか)にあこがれたという武藤。攻守走の三拍子がそろった超一流選手を目指して、懸命にバットを振る。

写真=BBM

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