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西武・今井達也 離脱中にパワーアップ。「ほかの選手の気持ちも動かせる選手になりたい」/後半戦のキーマン

 

昨年以上の強いボールを投げ込んでいる今井


 オープン戦で右内転筋、4月に左足首と、2度の故障で出遅れていた今井達也がついに復帰した。この離脱期間が決してムダではなかったことは、復帰後の今井の姿を見れば一目瞭然である。キャンプ時から、力感のないフォームで力強い直球を投げていたが、それをわざわざ「完全にゼロから作り直しました」。

 できた時間で、いま一度自身を見つめ直し、むさぼるように読書や勉強に励んだ。時にはMLBで活躍する先輩にアドバイスを求め、知識を増やした。そうしてたどり着いたのが現在の境地であると今井は胸を張る。足首を痛めていたため、ランニングよりもウエートトレーニング中心だったため、体もパンプアップ。その結果、「ボールもいい球が行っていますし、スピードも出ている。変化球も安定した」と好影響を実感している。

 また、投球フォームも「セットしたときにいかにバランスよく、一番ストレスなくリラックスして立てる位置」を模索。その最適な位置が見つかったことで、「いまはプレートに立った時点でどういう球が行くのかがだいたい予想がつきます」。明らかに制球が安定した。

 離脱中、與座海人ら新鋭の台頭に刺激を受け、勝利への貪欲さが激増。気迫をマウンド上でアクションとして出すようになったのも大きな変化だ。

「自分が気迫を前面に出して投げる姿に野手の方が刺激を受けて、『打ってあげたい』という気持ちになってくれたらうれしい。ほかの選手の気持ちも動かせる選手になりたい」

 後半戦開幕の7月29日のソフトバンク戦(PayPayドーム)、6回2失点で2勝目をマーク。間違いなく心技体すべてでワンランク増した背番号「11」。その結実こそが優勝争いのカギを握る。

写真=BBM
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