昇天ポーズの連発を約束する。2023年に新選手会長に就任する“ラオウ”こと杉本裕太郎がリーグ3連覇と2年連続日本一達成へ力を込める。
「これからは自分のことだけじゃなくて、チームのことも考えていかないといけない。僕は性格上、引っ張っていくようなタイプではないと思っているので(就任に)ちょっと反抗はしたんですけど……。決まった以上は良いチームにできるようにしたい」
2021、22年に選手会長を務めた
吉田正尚がポスティングシステムを利用してのメジャー・リーグへの移籍が決定。レッドソックスでプレーすることが決まり、青学大時代からのチームメイトで2学年先輩の杉本にオリックスを託した。杉本は「気づいたら僕になっていた……」と照れた。吉田正を見習うべきポイントは「意外と人前で話すのが上手だったので、そこを参考にしていこうかな」と杉本は表情を崩した。
吉田正の抜けた穴は大きいが、杉本は「僕の大好きなアーロン・ジャッジ級の活躍をしてほしい。夢を応援したい。(チームは)僕ひとりじゃ正尚の穴は埋めれない。みんなでちょっとずつカバーしていきたいなと思います。僕もレギュラーが決まっているわけではない。自分のことも必死にいきたい」と“一体感”でV3を狙う。
今オフは
西武から
森友哉がFA移籍でオリックスに加入。「いつも敵で、すごく脅威だった。味方になって、頼もしいと思っています」。新たな“相棒”とともに、再び頂点を目指す戦いが始まる。
写真=BBM