週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

巨人・門脇誠 レジェンドに挑む「ストロング」/春の一番星を探して

 


 巨人の「聖域」にチャレンジする新鋭が現れた。創価大からドラフト4位で入団し、春季キャンプを一軍で過ごした遊撃手、門脇誠の存在感が日に日に高まっている。

「レギュラーとして活躍できるように、1年間チームの戦力になれるように頑張っていきます」

 巨人の遊撃は15年間、坂本勇人が不動の座としている。しかし、昨季は故障で本来の実力が出せなかったベテランの調子次第では、その座を脅かす存在になるかもしれない。

 門脇は身長171センチと小柄ながら、左打席で見せるフルスイングは、オリックスからメジャーに挑戦した吉田正尚を彷彿させる。実戦でも安打を放ち、アピールを続けている。

 守備では球際の強さが光り、首脳陣もうなる強肩も武器。原辰徳監督も「打撃もさることながら、非常に球際に強い守備。反応の良さが並ではない。肩の強さは群を抜いていますね」と賛辞を並べた。

 最大の魅力は頑丈さだ。東京・創価高1年から大学4年まで公式戦116試合999イニングにフル出場。小柄ながら力強い動きと、ハードな練習に黙々と打ち込む姿に、指揮官が春季キャンプ序盤に『ストロング門脇』と命名した。これには門脇も「そうやって言っていただけるのはすごくうれしい。ファンの皆さんも覚えやすいと思います」と喜んだ。

 現役最多の通算2205安打という輝かしい実績を誇る坂本に、「ストロング門脇」が挑む。

写真=BBM
オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング