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ヤクルト・ロドリゲス 異国の地での活躍を誓う/待たれる一軍デビュー

 


 チームの救世主となれるか―。前レイズのエルビン・ロドリゲスが先発候補として加入した。195センチという長身から繰り出す最速154キロの直球と数種類のスライダーにカーブ、チェンジアップを操る大型右腕。現在は二軍で調整しており、後半戦での一軍デビューを目指す。

「いい決心をしたと思うし、こういうチャンスをいただいたというところから始まって、今後の自分の野球人生にとって必ずプラスになるということだと思う。いい経験になると思って新しいものにチャレンジしようという気持ちになった」

 チームには快く迎えられた。7月13日に来日し、翌14日には一軍の先発投手練習に参加。練習前のあいさつでは米国時代の愛称の「E.ロッド」と紹介された。メジャー通算696本塁打を放ったレジェンド、アレックス・ロドリゲス氏の愛称「A.ロッド」と似ており、「自分もビッグになれるように」と異国の地での活躍を誓った。

 前半戦終了時点でのチームの先発防御率3.78はリーグワースト。先発陣の整備が急務となっている。高津臣吾監督は「先発投手がずっと足りないので、そこに加わってくれたら」と期待しており、ロドリゲス自身「自分は先発のほうが合っていると思うけど、チームに必要とされる場所、役割でどこでもこなせるように」と意気込んだ。

 助っ人右腕がチームに加われば相乗効果も期待できる。後半戦での巻き返しへ、ロドリゲスのデビュー戦に注目だ。

写真=Getty Images
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