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ヤクルト・長岡秀樹 壁にぶつかりながら/2年目の明暗

 


『レギュラー2年目』として、もがきながらシーズンを駆け抜けている。千葉・八千代松陰高から入団4年目の長岡秀樹は8月14日時点(以下同)で打率.215は規定打席到達者の中ではリーグワースト。正遊撃手として懸命に自身のポジションを守っている。

「(レギュラーに定着して)2年目だから、ということはあまり感じないです。本当にすごい人は2年目だろうが打つと思いますし、まだまだなんだなというだけです」

 昨季は139試合の出場とブレークし、リーグ連覇の原動力となった。さらなる活躍が期待されたが、課題の打撃で壁にぶつかっている。もちろん相手球団も徹底マークしてくるのは必至。そんな中で、大松尚逸打撃コーチから個別指導を受けながら改善に努めている。

 遠征時の宿泊先ホテルでは映像を見ながらマンツーマンでアドバイスをもらう。試合前にもティー打撃をしながら、その日の状態を確認しており「試合前に大松さんといろいろ話しながら、試しながらという時間がないと、試合に臨みたくないというのはあります」。レギュラーを託されている以上、結果を出すために逃げずに汗を流している。

 何より、長岡の一番の魅力は高い守備力だ。昨季はゴールデングラブ賞を受賞。今季もセ・リーグの遊撃手部門ではトップの守備率.989を記録している。「去年ゴールデングラブ賞を受賞させてもらったので、2年連続という目標はあります」と長岡。守備での貢献度は高いだけに、打撃で結果を残せば、より勝利に貢献できるはずだ。

写真=BBM
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