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ヤクルト・小澤怜史 配置転換なんのその/頼れるタフネス

 


 いろいろな役割で、シーズンを通してフル回転している。小澤怜史は移籍3年目の今季、リリーフとして開幕一軍をつかむと、一度も離脱することなく最終盤までチームのために腕を振り続けている。

 転機は6月だった。交流戦に入り、先発陣の駒不足から急遽先発に配置転換。その後はローテーションを守り続けており、「ファンの人も応援に来てくれますし、自分はチームが勝てるように、しっかりピッチングしたいと思います」と意気込んだ9月8日の巨人戦(神宮)では6回6安打1失点と好投。6勝目をマークした。Bクラスに低迷するチームの中で、小澤の奮闘ぶりは来期以降に向けてさまざまな可能性を感じさせている。

 2015年のドラフト会議でソフトバンクから2位指名を受けて、日大三島高(静岡)から入団。ただ、なかなか結果が出ずに、20年限りで戦力外通告を受け、21年からヤクルトのユニフォームに袖を通した。当初は育成契約だったが、昨年6月に支配下契約を結んだ。もともとは上手投げだったが、生きる道を模索する中でサイドスローに到達。緩急を使いながらセ・リーグの猛者たちを相手にしている。

 先輩たちの姿が大きな力となっている。石川雅規小川泰弘らに話を聞く機会も多いと言い、アドバイスを受けている。「緩急だったり、試合を見て、『あれ、よかったね』と言ってもらえるので、そういうのはありがたいです」と小澤。リリーフも先発もこなせる万能型の右腕が、来季のV奪回への大きな力となりそうだ。

写真=BBM
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