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ヤクルト・村上宗隆 「奪冠」の2024年に/タイトル獲得宣言!

 


 新たな伝説を作るシーズンになる。主砲・村上宗隆が掲げるのは、「三冠王」だ。2年前の2022年。史上最年少で成し遂げ、歴史を塗り替えた。24歳シーズンで2度目の達成となれば、こちらも史上最年少記録。悔しさを胸に、再び偉業への挑戦が始まる。

「三冠王をもう一度獲りたいと思いますし、僕が三冠王を獲れば必ずチームも勝って、優勝できると思うので、チームの先頭に立ってしっかりとした成績で頑張りたい」

 1月。村上は、そう高らかに宣言した。これまで、三冠王を複数回成し遂げたのは王貞治(元巨人)、落合博満(元ロッテほか)、ランディ・バース(元阪神)の3人のみ。球史に残る大打者ばかりだ。昨季、チームはリーグ5位に沈み、自身も打率.256、31本塁打、84打点の成績で無冠に終わった。結果を残せず、勝利に導けなかったことが何よりも悔しかった村上。やり返す準備は整えている。

 オフシーズンから打撃フォームを修正。下半身から上半身への連動に重点を置いてスイングするよう心掛けた。意識したポイントの一つが姿勢。「曲がっていると、どうしても、肩が落ちたりすることがあると思う。すべて真っすぐあったほうが回りやすいですし、ボールも見やすいですし、ブレも少なくなるので、すべてにおいて真っ直ぐ立つのが一番大事だと思う」と明かした。

 3月1日に明治神宮を参拝した際には絵馬に「奪冠」と記した。チームとしても個人としても再び頂点を目指す戦いが始まる。大きな期待を背に、必ずや偉業を成し遂げる。

写真=BBM
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