5年目の成長株の
中島卓也内野手が、指揮官の涙腺を決壊させた。8月13日の
オリックス戦(旭川)の4回の勝ち越し打が決勝打。初のお立ち台にも上がった。高卒入団からの下積みを経て、今季途中からはレギュラーで抜てきされる千載一遇の機会で奮闘中。課題だった打撃での成長の跡をあらためて証明した。
ヒーローインタビューでは「栗山監督にチャンスをもらっている。監督に感謝している」と感動のスピーチを披露。ベンチでその様子を見守っていた同監督は目を潤ませながら我慢していたが、こらえ切れずに思わずポロリとこぼしてしまった。涙もろいことで有名だが「手放しでいい試合だった」と感傷に浸っていた。