今季限りでの現役引退を表明している
藤本敦士内野手が9月24日の
巨人戦(神宮)でプロ生活最後の打席に立った。家族が見守る中、9点リードの6回一死から代打で登場すると、球場からは大歓声。カウント2-2からの5球目のカーブをフルスイングしたが、バットは空を切った。「つぶれてもいいと思って、思い切り振りました。悔いはない」。
試合前には「久々にティー打撃を真面目にやりました」などと周囲を笑わせていたが、試合後はナインから胴上げされ、「いろんな思いがこみ上げてきた」と涙。「ユニフォームを着られているのは、スワローズのおかげ。感謝の気持ちでいっぱい」とファンに手を振っていた。