巧打の背番号10が“粘り”の“長打”を見せた。6月12日、
広島との交流戦(京セラドーム)に、八番・二塁で先発出場した
大城滉二内野手。2回二死一塁から、相手先発・福井のカーブを左中間席に運ぶ先制2ランを放った。4球ファウルで粘っての一打に「入るとは思わなかったので、『越えてくれ!』と思って走った」。同10日の
ヤクルト戦に続く2試合連発で、チームを4対1の勝利に導いた。
ただ、本人は冷静だ。「僕はホームランバッターではないので。粘ってコツコツ出塁していきたい」と、“つなぎの打撃”に重きを置く。2試合連続弾も「たぶん、(これから)もうない」と話し「謙虚にいきます」と、自分の打撃を忘れない姿勢を示した。