2月20日の韓国・KIA戦(那覇)で、原辰徳監督が積極的に動いた。9回、指名打者の岡本を左翼の守備位置に入れ、DHを解除。今キャンプでは主に一塁と三塁の練習をしてきたが、指揮官は「危機管理的な部分。そういう状況というものが来るケースもなきにしもあらずだしね」と意図を明かした。内野でも3回の守備から坂本勇が退き、二塁の吉川尚が遊撃、二塁に田中俊が入り、こちらも「危機管理の一環」と原監督。そもそもこの試合では中堅がメーンだった丸を2014年以来という右翼で先発起用。今キャンプでは右翼が多かった陽を中堅に回した。起用に幅を持たせる意味でも貴重なトライ。試合後、結果にも原監督は満足感を示した。