左翼スタンドもベンチも大盛り上がりだった。4月2日の
中日戦(ナゴヤドーム)、「六番・左翼」で今シーズン初スタメンを果たした長野久義外野手。7回の第3打席で待望の一発を放った。フルカウントからの6球目、大野雄の147キロの直球を振り抜くと、高々と舞い上がった打球は赤く染まる左翼スタンドへ。「先頭だったので、塁に出ることを心掛けていきました」と長野。試合には敗れたが(4対7)チームのためという思いが最高の形となった。
オープン戦は打率.125と奮わなかったが、開幕後は3月31日の
巨人戦(マツダ
広島)で途中から初出場すると初打席初安打。この日も4回に右前打を放ちマルチ安打と、ベテランの勝負強さはさすがだ。