6回まで3安打1失点と好投を続けていた右腕が、7回裏にまさかの同点弾を浴びると、マウンド上で目を潤ませた。
6月19日の
巨人戦(東京ドーム)。幼少期に巨人ファンだったという榊原翼投手が先発し、あこがれの球団と対峙。最速152キロの直球を軸に、序盤から安定した投球を見せた。が、2点リードの7回裏、一死一塁で代打・中島に対して初球の直球が高めに浮き、痛恨の同点弾。天を見上げた右腕は、ここで降板し「意識して(球が)浮かないようにしたんですが……。7回はしっかり投げきりたかった」と唇をかんだ。8回表に小田の犠飛で勝ち越して4対3で勝利を飾るも、痛恨の1球に反省の弁が続いた。