週刊ベースボールONLINE


ベースボール温故知新
〜野球をより深く味わうために〜

 

記録の価値は時代によって変わる。
200安打と200勝は40年前と完全逆転。
100本塁打と100勝は?

 今年も2000安打の達成ラッシュが続く。5月半ばまでにラミレス(DeNA)、中村紀洋(DeNA)、谷繁元信(中日)の3選手が達成。昨年も3選手が達成しているから、2年で6選手。これは初めてのことである(83〜84年の5人がこれまでの最多)。選手寿命の伸びと試合数増加の結果なのだが、同じ条件があるのに200勝投手の方は年々ハードルが高くなっており、セは92年北別府学(広島)、04年工藤公康(巨人)、08年山本昌(中日)と20年でわずか3人。パに至っては89年の村田兆治(ロッテ)が最後。好投手はすぐにメジャーへ――という流れは止めようがないから、今後は「日米で200勝」という投手しか出てこないのかもしれない・・・

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おんりい・いえすたでい

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