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春季高校野球 九州大会

 

プロ注目の山本[九州国際大付]は圧巻の3試合連続アーチ


 粘りの龍谷が春初制覇である。九州大会は4月18日から24日まで佐賀・みどりの森県営野球場と佐賀ブルースタジアムで行われ、地元の県2位龍谷が初優勝を飾った(秋は1988年秋に優勝経験あり)。

 センバツ出場の神村学園との2回戦。3点を追う6回裏に一挙4点で逆転勝ちを収めると、福岡工大城東との準々決勝は9回表に3対3に追いつくと、延長10回の攻防を制して4強進出を決めた。九州国際大付との準決勝は打撃戦となるが、最後は8対6。そして、九産大九州との決勝は3回までに挙げた4点を守り切り、先発の162センチ左腕・池田智浩(2年)が3失点で完投した。167センチの右腕エース・矢ケ部航(2年)との両輪は失点が計算できる存在。1995年夏以来の甲子園へ弾みをつけた。

 準優勝の九産大九州は、センバツでは近江のエース・小川良憲(3年)に4安打完封負け(0対2)。このショックを引きずることなく、2回戦(対熊本国府)と準々決勝(対佐賀商)では2年生左腕エース・岩田将貴が一人で投げ切り、糸満との準決勝も1点差を制した。決勝は惜敗したとはいえ、4点を追う8、9回で3得点と粘りは見事であった。

龍谷は春の九州大会は初制覇だが、秋は1988年に制したことがある[写真=藤井勝治]



 なお、4強進出した九州国際大付は元ロッテ監督・山本功児氏の長男・・・

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