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第88回選抜高校野球大会

 

日本高等学校野球連盟は12月11日、第88回選抜高校野球大会の21世紀枠候補の各地区の9校を発表した。来年1月29日の選考委員会で3校を選出。東日本(北海道、東北、関東、北信越、東海)と西日本(近畿、中国、四国、九州)から1校ずつ、地域を限定せず1校の計3校を選ぶ。

選考委員会は来年1月29日


 21世紀枠は2001年、甲子園の出場機会を広げる目的で、第73回大会から導入され、来年で16年目。第79回大会までは2校、第80回大会からは3校、記念大会の第85回大会は4校が選出されている。

 結果が重視される一般選考枠(第88回大会は29校=神宮大会枠含む)とは異なり、困難条件の克服、文武両道、地域貢献、練習環境などのハンディ克服など、野球の実力以外の要素が選考条件に加味される。まずは、単独地区扱いとなる北海道を除く46都府県高野連が1校ずつ推薦。原則的に秋季都道府県大会の16強以上から候補校を選ぶ。そして、北海道を含む9地区で各1校の候補校が推薦される流れとなっている。

 大阪市内で行われる来年1月29日の選抜選考委員会では、午前から全国9地区の21世紀枠推薦理由説明から始まる。その後、選考委員会総会、21世紀枠特別選考委員会、地区別小委員会を経て、21世紀枠3校が発表。次いで北から順に一般選考枠の29校が発表されていく。なお、21世紀枠から漏れた6校は一般推薦校に差し戻し、各地区小委員会での選考対象になる。今回選出の9校は、すべて公立で初の候補校である。

北海道


札幌清田は24年ぶりに出場した秋の全道大会4強を遂げ、地力がある。創部41年目の躍進にOBも喜んだ



 札幌清田は24年ぶりに出場した全道大会で準決勝進出。春夏秋を通じ、84年夏の南北海道大会以来2度目の4強だった。創部41年目の快進撃を支えたのは180センチ右腕・實松雄貴(2年)で、札幌地区予選から7試合を1人で投げた。全力疾走がチームのモットーである。

東北


釜石は岩手準優勝で、東北大会でも東北[宮城]と接戦を演じた。11年の東日本大震災の被災地である



 釜石は岩手沿岸部屈指の進学校で、2012年には文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けている・・・

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