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第66回全日本大学野球選手権大会

勝負の厳しさを味わった上武大。3年連続準決勝敗退から学んだ「頂点の壁」

 

国際武道大との準決勝、タイブレークの末、延長10回で惜敗した。秋の神宮大会を含め5季連続で4強に阻まれ、上武大ナインは試合後、涙を流している/写真=田中慎一郎


全勝対決で1回戦黒星から連勝で巻き返せた要因


 群雄割拠の大学野球界で、5季連続のベスト4進出。見事な成績だ。だが、上武大が目指すのは2013年以来の日本一。彼らにとっては「5季連続のベスト4敗退」だった。

 6月の大学選手権。3年連続15回目の出場となった上武大(関甲新学生)は、初戦の2回戦で福井工大(北陸)を延長10回タイブレークの末に5対4で破った。準々決勝では和歌山大(近畿学生)に11対4と7回コールド勝ち。2015年の大学選手権から秋の明治神宮大会を含めて、5季連続の4強入りを決めた。

 準々決勝で2試合連続アーチとなる左翼への3ランを打った田中悠太郎(4年・大冠高)は「自分たちの代で、まずはベスト4の壁を破りたい」と、4強入りに満足はしていなかった。

 迎えた国際武道大(千葉県)との準決勝。1点を追う8回、二死一塁から田中が左中間へ適時二塁打を打って追いついた。しかし、延長10回タイブレークの末に2対3。またも、ベスト4の壁に阻まれた。試合後、主将の鳥巣誉議(4年・久留米商高)は目に涙を浮かべながら・・・

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