フェデックスとの1回戦は1対1のまま11回を終え、12回からタイブレークに入った
窮地を救った「粘投」の理由
崖っぷちのマウンドで、社会人屈指の鉄腕が、何度もチームを救ってきた。三菱重工神戸・高砂の大黒柱右腕・守安玲緒(富士大)である。その貢献度は、すさまじい。今夏の都市対抗近畿地区第5代表決定戦では、大阪ガスを相手に2失点完投(3対2)。社会人日本選手権近畿最終予選でも第5代表の座をかけて争ったミキハウスベースボールクラブ戦で延長12回を1失点、131球を投じてマウンドを守り抜いた(2対1)。いずれも、最後の1枠をつかんだ熱投だ。
「会社の名前を背負って、皆さんに応援してもらっているとすごく感じています。もう8年目になりますけど、その人たちの期待に応えたいですし、自分自身の力を全国大会で試したいという気持ちもすごくあります」。これが、プレッシャーのかかる試合でも力を発揮できる理由だ。
高校時代は内野手と兼任で、本格的に投手となったのは富士大進学後・・・
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