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第49回明治神宮野球大会

「脱・奥川」が相乗効果 総合力を前面に準優勝

 

今秋の北信越王者・星稜高は全国10地区の優勝校が出場した神宮大会で準優勝。札幌大谷高との決勝で惜敗したとはいえ、150キロ右腕・奥川を軸に高い総合力を示している/写真=山口高明


経験豊富&戦力充実 星稜高の合言葉は「全国制覇」


 星稜高(石川)には今秋の新チーム結成以来、不変の目標がある。林和成監督は言う。「全国制覇という言葉を口に出し、狙って優勝をつかみ取ることを目指してスタートしました」。エースには今年9月の侍ジャパンU18代表に唯一、2年生で選出された150キロ右腕・奥川恭伸を擁す。野手には、小学生時代からその奥川とバッテリーを組む主将・山瀬慎之助(2年)、俊足のスイッチヒッターで二塁手の山本伊織(2年)、1年生ながら四番を担う遊撃手の内山壮真(1年)といったセンターラインを含む今夏の甲子園経験者が数多く残っており、充実した布陣と言える。

 春夏連続出場となった今夏の甲子園では2回戦敗退。新チーム発足当初は奥川が高校日本代表で不在だったが、林監督は「選手それぞれが『奥川だけのチームにはしないぞ』と頑張ってくれた」と、逆に相乗効果をもたらしたという。また、攻撃力が課題ということもあって、・・・

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