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東京六大学リーグ

創部100年の東大野球部 スローガンに込められた決意

 

1981年春以来の「赤門旋風」へ、東大はチーム一丸。左中間フェンスに2019年のスローガンを掲げている/写真=BBM


新元号の2019年春 赤門旋風再来の予感


 1919年創部の東大野球部は今年、創部100年を迎える。東京六大学リーグ戦は25年秋に発足したが、旧帝大時代を通じ、加盟6校で唯一、優勝がない。第二次世界大戦後、復活した46年春の2位が最高成績だ。

 46年春に次いで、最も優勝に近づいたのが81年春である。史上初めて同シーズンで早大、慶大から勝ち点を挙げた。そして、立大との4カード目、1回戦を先勝して周囲はさらにヒートアップ。ここで勝ち点を奪い次週、明大との直接対決でも奪取すれば「初優勝」と夢が広がった。2回戦を落として、3回戦は引き分け。そして、平日にも関わらず2万人の観衆が集まった勝負の4回戦は0対1で惜敗している。明大との最終カードも連敗し、結果的には6勝7敗1分、勝ち点2の4位。しかし、6勝は東大史上シーズン最多で、4年生右腕・大山雄司(学芸大付高)が5勝を挙げ「赤門旋風」は、世間を騒がす大きな社会現象になった。

 野球部1世紀の歴史を重ねた2019年・・・

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