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東都大学リーグ

中大のイメージ変える1年生 森下翔太&北村恵吾(中大)

 

森下[右]は高校通算57本塁打、北村は44本塁打。ともに右の大砲として期待される/写真=佐伯要


甲子園から神宮での飛躍期す「高校通算101発コンビ」


 近い将来、どちらが中大の四番を打つことになるのだろうか。

 東海大相模高(神奈川)の外野手・森下翔太は高校通算57本塁打。近江高(滋賀)の三塁手・北村恵吾は同44本塁打を誇る。この2人の右の長距離砲が今春、中大に入学する。

「四番は北村で」と森下が北村を横目で見ながら言うと、北村は少し表情を崩しながら頷いた。

 ともにフルスイングで強い打球を飛ばすスラッガーとしてNPBスカウトから注目される存在だったが、プロ志望届を提出せずに進学した。

 森下はプロ志望届の提出期限(昨年10月11日)のギリギリまで悩んだという。プロへ行きたい気持ちがあったが、期限が近づくにつれ、不安が大きくなった。

「自分はまだ、心が弱い。プロへ行っても、それではすぐにダメになるんじゃないか、と。大学の4年間でメンタルを鍛えたいと思いました」

 いくつかの大学から声がかかったが、「より高いレベルでやりたい」と、東都大学リーグの中大を選んだ。

 北村は進路をプロ一本に絞って、高校最後の夏を迎えた。甲子園の準々決勝で金足農高(秋田)に敗れたあと、家族から「大学へ行ってからプロへ行ったほうがいいんじゃないか?」と言われ、迷い始めた。

 9月中旬に、進学に切り替えることを決意した。決め手は「今、プロへ行って一軍の・・・

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