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第43回日米大学選手権

森下翔太(中大)&田中幹也(亜大) 可能性を秘める「鈴木二世」と「菊池二世」

 

中大の1年生・森下は紅白戦でバックスクリーン弾を放つなど、右打席から長打力をアピールしている/写真=田中慎一郎


1年生で堂々の大学日本代表入り


 3日間の代表選考合宿を終えた6月23日、生田勉監督(亜大監督)は記者会見の冒頭で、日米大学選手権の出場メンバーに選出した一人ひとりの名前を読み上げた。全国の大学生を代表する24人の侍ジャパンには、1年生2人が名を連ねている。

「可能性を秘めている」

 中大・森下翔太(1年・東海大相模高)は22日の紅白戦(日体大グラウンド)で“一発回答”を出した。宮崎産経大・杉尾剛史(4年・宮崎日大高)から、バックスクリーン一直線の特大の一発を放っている。生田監督が指揮する亜大と中大は東都大学リーグで覇権を争っているライバルであり、生田監督は早くから森下の打撃センスに着目していた。

「同じリーグで見ていますから、これくらいはやってくれるだろう、と。満足しています」。すでに、翌日の発表を控え“代表内定”とも受け取れる発言だった。正式のメンバー入りを受けて、能力の高さを語る。

「1年生であそこまで、あの打撃ができるのは素晴らしい。1年前には金属バットを持っていたとは思えないです。長打力、大砲においてアメリカチームよりも劣る傾向にありますが、森下君は十分対抗できる」

 森下は神宮デビューシーズンの今春、全14試合に出場・・・

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