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第50回記念明治神宮野球大会

経験豊富な東海大4年生が後輩へ託した「日本一」

 

東海大は6月の大学選手権に続き、準決勝[対関大]で涙をのんだ。この悔しさを2020年につないでいく/写真=菅原淳


春秋連続の4強敗退で「一球一打」の重みを痛感


 高校時代に日本一の実績がある経験豊富な選手たちが、一球一打を突き詰めてきた。それでも、頂点まであと2勝、届かなかった。今年の東海大の4年生には、2015年夏の甲子園で全国制覇を果たした東海大相模高(神奈川)のメンバーが顔をそろえた。「一番・二塁」の千野啓二郎、「二番・中堅」の宮地恭平、「三番・遊撃」の杉崎成輝は、そのまま先発に名を連ねた。主将・捕手の長倉は、大学でも主将。正捕手には今夏の侍ジャパン大学代表でソフトバンクから2位指名を受けた海野隆司(4年・関西高)がいたため、主に指名打者や代打、一塁で出場した。

 今春の全日本大学選手権では優勝した2014年以来、5年ぶりに初戦を突破。しかし、佛教大との準決勝では、1点リードの6回の守備で無死一塁から失策が2つ続いて逆転を許し、4対6で敗れてしまう。

 日本一には、何が足りないのか。「ミスで負けた。基本的なことが足りていない」。安藤強監督は・・・

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