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中島輝士(京都先端科学大)監督が目指す「全員野球」の神髄

 

2018年12月に学生野球資格回復の研修を受け、19年2月5日に認定者に承認。今年1月1日に就任し、大学監督として野球界に恩返しする機会がやってきた/写真=服部健太郎


元NPBスカウト視線から見た大学生の強化ポイント


「いつの日か、学生野球の指導者をやってみたい思いはありました」

 プロで実績十分の中島輝士新監督は、柔和な笑みを浮かべながらそう語った。親交のあった京都先端科学大・坂根耕世前監督(現チーフディレクター)より監督要請の話が舞い込んだのは2019年秋だった。

「2018年12月に学生野球資格回復の研修を受講済みでしたし、立場的にもフリーだった。喜んで引き受けさせていただきました」

 正式就任日は今年の1月1日。5人のコーチとともに、チームに在籍する100人の大学生と向き合う生活がスタートした。

「ウチは高校時代に控えだった選手も多く、『大学でもっとうまくなりたい!』という強い気持ちを持った選手がたくさんいる。非常にやりがいがあります」

 就任以来、学生には「自分の100%以上のものを練習で毎回出し切るつもりで!」と言い続けている。

「目指すべき正解を頭では理解できていても、体で理解できていない選手が多い。野球というスポーツは・・・

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