中国地区大学リーグは4月4日に開幕。試合の合間にはベンチを消毒するなど、徹底的な感染予防の上で実施されたが、第2週以降は延期が決まっている/写真=寺下友徳
検温、消毒、観戦ルール。感染予防徹底し「4.4」開幕
「私たちは、学生たちの安心安全を常に考えなければならない。しかし、大会もさせてあげたい」
パンフレットには中国地区大学野球連盟・岡田麻里専務理事の苦悩を示すあいさつが掲載されていた。
4月4日、岡山県倉敷市のマスカットスタジアム。同連盟は過去に
近藤弘樹(岡山商大→東北
楽天)、
蔵本治孝(岡山商大→東京
ヤクルト)、
梅林優貴(
広島文化学園大→北海道
日本ハム)を輩出。いつもとは明らかに異なる光景が広がっていた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、球場入口ではマスク着用の補助員が検温。場内放送ではしきりにマスク着用、手洗い、うがいに加え密閉・密集・密接の「3密」防止の呼びかけが行われた。試合ごとにベンチとロッカールームには消毒が施されるほどの徹底ぶりだ。
「中国地区では比較的感染数も少ないし、今後球場や大学施設が使用禁止になることを予測すると、できる限りの感染予防対策を取って今開催したほうがいい」(岡田麻里専務理事)
校内部活動禁止措置に伴い不参加となった福山大を除く5大学でスタートした開幕日は「厳戒態勢」の下で・・・
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