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令和2年度夏季兵庫県高等学校野球大会

坂口翔颯(報徳学園高)が追求するストレートの球質

 

名門校のエースの自覚を持ち、一つひとつの課題に取り組み、この夏、成果を発揮した/写真=服部健太郎


「結果」にこだわる名門校エースのプライド


「相手を圧倒できるようなストレートを身につける」

 昨秋の近畿大会後、坂口翔颯が設定した目標は明確だった。明石商高・中森俊介と投げ合った昨秋の県大会決勝では、多彩な変化球と最速142キロのストレートを織り交ぜた投球で9回1失点に抑え、6年ぶりとなる秋の県制覇の立役者となった。しかし、天理高(奈良)と対戦した近畿大会1回戦では2本塁打を浴び、7失点で初戦敗退を喫している。

「明石商高打線にストレートが通用した感覚があったので、近畿大会ではストレート中心の配球で攻めたのですが、まったく通用しなかった。そのときに『変化球を相手に意識させなければ、自分のストレートは通用しない』という事実に気づかされた。『変化球に頼らなくても通用するストレートを冬の間に磨き上げる!』。そう決意しました」

 オフ期間はボールをほとんど握ることなく・・・

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