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関西六大学代替試合

4年生のために尽力した連盟運営の強い意志

 

試合の合間には万全の消毒がされた。しかし、所属大学の部員に感染者が出たため、全日程を消化することはできなかった[写真=石井愛子]


最終日は無念の中止も参加5校から感謝の声


 新型コロナウイルスの影響により春季リーグ戦中止。関西六大学野球連盟は7月2日に1982年の連盟発足以来、初となる決断を下した。と同時に、代替試合の開催も発表した。全国の連盟で中止が相次ぐ中、ギリギリまで開催の可能性を模索した。

 例年、春季リーグ戦の日程は2月の理事会で決定される。新型コロナウイルスはすでに周知の事実となっていたが、この時点ではまだ大きな脅威ではなかった。現状を突きつけられたのは3月。毎年、リーグ戦開幕前に愛知大学野球連盟と対抗戦を行っているが、バス移動による感染リスクを考慮し中止。この時期に高校野球ではセンバツ大会中止が発表され、世間も自粛ムードに傾いた。

 ただ、そんな中でも同連盟は予定どおり4月4日の開幕を目指していた。それが難しいとなると3月26日に順位決定方式を勝ち点ではなく、勝率とし試合数は全チーム10試合、開幕予定を25日に延期すると発表。それでも状況は好転せず・・・

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