長丁場のプロで生きる「修正能力」と「粘り」

　4戦全勝同士で迎えた関大1回戦。優勝を占う昨秋王者との対戦で、立命大・有村大誠の粘球が光った。後藤昇監督が「今シーズン一番のポイントになるかなと思って今日の試合を迎えました。苦しかったと思いますけど、辛抱しながら踏ん張ってくれたのが良かったですね」と称えた投球は、9安打を浴び再三走者を出しながらも7回1失点。本調子でない中でもチームに勝利を呼び込んだ。

「先に野手が点を取ってくれたんで、ランナーを出しても一つひとつアウトを積み重ね、点を取られても最少失点で行けたのが良かったかなと思います。変化球がよく決まったなと思います。そこは(捕手の)榮枝(榮枝裕貴、4年・高知高)がうまく組み立ててくれたかなと思います」

　チームメートに感謝した右腕は・・・