近大は阪神ドラフト1位の佐藤を中心として、上級生と下級生が融合。試合後は胴上げされ、労われた[写真=前島進]
総力戦の頂上決戦を制し「全員野球」を結実
関西5連盟の理事が集まって会議が行われたのは9月末。仮に神宮大会が中止になった場合でも、関西選手権は開催することがこの時点で決定していた。どうすれば選手の密を避けられるか対策が話し合われ、観客に制限をかけることなど、対応策を練った上で11月6日から3日間、南港中央野球場で開催された。
近大と関西国際大との決勝(同9日)。試合を決めたのは、今年の公式戦初出場となる伏兵の一打で、近大のチームカラーを象徴する展開だった。0対0のまま延長に突入し、無死一、二塁から始まるタイブレークとなった10回も双方無得点。近大は11回表に1点の勝ち越しを許すがその裏、一死満塁のチャンスを作ると、代打の大杉渉太(2年・東山高)が右翼線へ落ちる2点適時打を放つ。リーグ戦で打席に立つ機会のなかった控え選手の一振りで、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた・・・
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