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2021年社会人注目チーム

西田真二監督が率いるセガサミー 「一戦必勝」 の信念

 

紅白戦後、セガサミー・西田監督[右から2人目]は全選手を集めてミーティング。攻守において細部まで指摘する[写真=田中慎一郎]


指揮官が掌握する「一発勝負」で勝つ方法


 元広島西田真二氏は四国IL/香川を13年率い、5度のリーグ優勝、3度のグランドチャンピオンを遂げた。NPBへも20人以上を輩出。昨年1月から社会人・セガサミーを率いると、都市対抗4強進出へ導いた。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。野村克也さんの言葉を心に刻んできましたが、都市対抗では、そのとおりの結果になりました」

 東京第3代表で2年ぶりの東京ドーム切符を手にし、初戦では優勝候補・トヨタ自動車に勝利(2対0)した。栗林良吏(広島1位)が1ボールから投じた2球目の高め真っすぐを、北阪真規(日大)は見逃さなかった。唯一の失投を右越え2ラン。先発の右腕・草海光貴(上田西高)は持ち前の制球力の良さで、6回途中無失点。明治安田生命から補強の左腕・三宮舜(慶大)から守護神・陶久亮太(東農大北海道オホーツク)へとつなぐ、完封リレーだった。

「大方の人は、トヨタ有利と見ていたはず。私たちの前の開幕戦で前年覇者・JFE東日本が敗退。初戦の入りは難しい。硬さが出るものですが、ウチは補強選手を含め、描いたシミュレーションどおりに動いた」

 勢いに乗ったセガサミーは・・・

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