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第46回社会人野球日本選手権大会

強力打線と新人左腕が台頭Hondaが得た財産

 

昨年の都市対抗優勝チーム・ホンダ[右]は、今大会でも底力を証明[写真=佐藤真一]


京セラドームで見せた都市対抗王者の意地


 2大大会の連続優勝を狙った都市対抗王者の挑戦は頂点まで「あと2勝」のところで、涙をのんだ。

 東京ドームで躍動した千野啓二郎(東海大)、井上彰吾(日大)、佐藤竜彦(立大)らが今年も健在で打線は全国でもトップクラス。誤算は投手陣にあった。昨年の都市対抗でエース級の活躍を見せ、若獅子賞を受賞した優勝の立役者の1人、朝山広憲(法大)がコンディション不良。ベンチ入りもできない中で新人左腕が救世主となった。

 3月のJABA東京スポニチ大会や日本選手権予選でも好投していた片山皓心(桐蔭横浜大)が日本選手権初戦(対パナソニック)で、4安打12奪三振の1失点完投勝利を挙げる。才能が開花したのは、大学4年秋。関東選手権では4日間で3完投し優勝の原動力となったが、明治神宮大会が中止のため、全国舞台は今回が初めてだった。

「緊張よりも、投げられるうれしさのほうが上回っていたぐらいです」と堂々たるピッチングを披露した。この好投に・・・

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