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秋季京都府大会

宮津天橋高・丹後緑風高が歩んだ「8強進出」の真相

 

今井主将[左]と守本監督[右]が連合チームをけん引した[写真=小中翔太]


統合同士の連合チームが強豪私学2校を撃破の快進撃


 今シーズン限りでの現役引退を表明した阪神糸井嘉男の母校である京都府立の宮津天橋高(糸井在籍時は宮津高)が今秋、快進撃を遂げた。京都府北部は人口減少が進み2020年4月、宮津高と加悦谷高を統合して宮津天橋高に、同時期に網野高と久美浜高を統合して丹後緑風高となった。今秋はそれでも大会出場へは部員数が足りず、統合校同士での連合チームで大会に臨んだ。

 1勝を目標に臨んだ府大会で、旧チームからの選手が残る京都外大西高と福知山成美高を撃破し、準々決勝に進出。15人しかいない統合校同士の連合チームが、小さな奇跡を起こしたのである。

 ベンチ入りは宮津天橋高が8人、丹後緑風高が7人で、投手専任はエース・中川優だけ。練習試合では野手もマウンドに上がりイニングをまかなった。決して豊富ではない戦力に加えて練習時間にも限りがある。

 宮津天橋高は・・・

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