東芝との社会人日本選手権2回戦では7回無失点の力投。夏の都市対抗で出た課題を克服する投球だった[写真=佐藤真一]
20代最後のシーズンに見せた進化
入社8年目、クリスマスイブに30歳となるベテラン左腕が取り組んだのは、ストレートの強化だった。鷺宮製作所のエースとして長年チームを支えた野口亮太(仙台大)。都市対抗ではホンダ熊本の強力打線につかまり、東京ドームでまさかの4被弾。4回途中7失点で降板した。3対9。悔しい初戦敗退で感じたのは、かわす投球では限界があるということ。
「ピッチングコーチから『まだまだできるぞ!』と言われて、自分も『よし、やってやろう』という気持ちになれたので、もっと良くなるかなと思ってやってきました」。バランス良く強く腕を振ることを意識して球威を求めた。投球の基本の強化に成功すると、その成果は社会人日本選手権のマウンドで存分に発揮された。
NTT西日本との1回戦は
楽天からドラフト2位指名を受けた右腕・
小孫竜二(創価大)の好投により突破(5対1)。野口は2回戦で先発マウンドに上がった。相手は優勝候補の一角・東芝。ホンダ熊本と同じく強打のチームだったが・・・
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