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第30回BFAアジア選手権

波乱万丈の野球人生 川口朋保監督(侍ジャパン社会人代表)が歩んだ白球の道

 

川口氏は10月20日、侍ジャパン社会人代表監督に就任。11月には社会人日本選手権を京セラドームで視察した[写真=小中翔太]


 幼少期は掛布雅之にあこがれ、阪神ファン。その野球人生は、波乱万丈だった。和歌山の古豪・桐蔭高3年夏に和歌山大会準決勝で小久保裕紀(ソフトバンク監督)を擁する星林高に勝利したが、決勝で智弁和歌山高に惜敗し、甲子園出場はならず。明大でもボール拾いだけで1日が終わるなど、下積みが長かった。

 転機となったのは3年春、関西学生野球連盟との交流戦が組まれると、関西出身だからという理由で遠征に帯同。巧打の内野手は1試合5安打の固め打ちをきっかけにベンチ入りを勝ち取った。しかし、役割は代打要員。二塁手には上宮高時代に元木大介(元巨人)と二遊間を組んだ内藤秀之、遊撃手には鳥越裕介(元ダイエーほか)がいた。

 三菱自動車岡崎時代には、三菱ふそう川崎・垣野多鶴監督の指導により打撃開眼。バッティングをつかみかけていたが29歳の時に堀井哲也監督(慶大監督)から「マネジャーをやってみないか?」と打診があり現役引退。裏方としてチームを支え、2001年には都市対抗準優勝に貢献した。02年から2年間のコーチを経て05年に監督就任。しかし・・・

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