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第54回明治神宮野球大会

成長を実感した富士大 大学選手権に続く準決勝敗退 青学大に屈した「全国4強」の壁

 

6年ぶり5回目出場の富士大は上武大との2回戦で左腕・佐藤柳が完封勝利[左から捕手・坂本、安田監督、佐藤柳]。準決勝では青学大にあと一歩及ばなかった[写真=黒崎雅久]


 11年ぶりに4強入りした富士大。準決勝は青学大と顔を合わせた。この両校は6月の全日本大学選手権でも準決勝で対戦。富士大は2対5で惜敗し、中軸の麦谷祐介(3年・大崎中央高)は「春に負けた悔しさを糧に練習してきたので『リベンジしよう』と全員でこの試合に向かってきました」と意欲を燃やしていた。

 冬場は守備よりも長打力を磨くためのウエート・トレーニングや、打球速度を上げる練習に時間を費やした。全日本大学選手権では4試合で4本塁打。青学大との準決勝では阪神のドラ1右腕・下村海翔(4年・九州国際大付高)から麦谷がホームランを放つなど奮戦し、青学大の安藤寧則監督は「富士大は強い」と一言。主軸の佐々木泰(3年・県岐阜商高)も「体力的にも精神的にも一番しんどい試合だったのが富士大戦だった」と口をそろえたように、春の日本一チームを大いに脅かした。

 この夏もフィジカルを重点的に鍛えてきたというが・・・

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